【Journey to South Africa: 南アフリカへの旅_1】
早朝4:30のカタールのドーハの国際空港。トランジットの人だけなのでひっそりとしてますが、空港内は整備されていてとっても綺麗。砂漠の中にゼロからつくった国は、ヨーロッパや日本とはまったく違う感じ・・・空港見ただけで偉そうに言うのも何ですが。まぁそこはご愛嬌(^-^)。
出発するまで予防接種とかでバタバタだったので、13時間のフライトはとにかく眠り姫~ZZZそしてこの後にまだ12時間。
この空港で目に入ったのがKAWSの "Small Lie: ちっちゃな嘘" という作品。始め見た時、村上さんとか日本の作家の作品かと思ってしまったほど。漫画やアニメーションの影響を受けてるね。
子供っぽくなりがちなこのタイプの作品と違って、何か訴えかける力を感じたんですよね。説明によると、KAWSは美術館やギャラリーという権威を越えて観客へ直に繋がる作品づくりをしてるとのこと。
納得〜(^-^)☆
漫画チックな手法なんだけど、そこで逆に、人間の本質を探るような迫る何かがある感じ。
みてみて・・・このリアルな表情と姿勢。そしてこのサイズに意味があるのかも・・・と思ったんです。

大きな嘘と違って、小さな嘘って色んな場面で簡単にでてきちゃうものだし、それにさえ気づかずにいる現代の日常。
でも私たちのハートの真ん中では、きっとこういう「あぁ〜ホントは本当のこと言いたいのに・・」って声も自分には聞こえてるんだよね(^-^)☆
そして、他人につく小さな嘘よりも、自分についちゃう小さな嘘はもっと大変。この作品が小さかったら気づかなかった。でもこんなに大きなサイズで、まるで私の上にのしかかるみたいに、うつむいてる。
そうか。
ホントは私、これは要らないの。 ホントは私、こんなことしたい訳じゃないの。 ホントは私、あの人に好かれなくてもいいの。
でもきっと、ホントの本当は、 それが欲しかったり、 それをやりたかったり、 その人に好かれたかったりしてるのかも。
でも正面からぶつかるのが怖くて、つい小さな嘘をつく私たち。自分を傷つけたくなくて「大丈夫だし〜」ってごまかしちゃうこと、あるかも。
その小さな嘘をつく時、本当はこんなにうつむく気持ちで、こんなに大きく地面に崩れ落ちそうな気持ちなんだね。
ありがとうKAWS☆ 大切なことだね。
これから・・・ちっちゃな嘘をつきそうになったら、君を思いだすよ☆Rieko