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Rieko Kokubun

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 マッサージセラピスト以前の職業・なぜマッサージ・セラピストになったのか

「生活をクリエイト/創造する」ことに興味を持ち、20代前半から商業施設開発プランナーとして、日産の「Be-1Shop」やアーティストのキース・ヘリングの店「Pop Shop Tokyo」など生活提案型のショップデザインを担当。しかし、20代後半で自己のアイデンティティー・クライシスを体験する。それまでの自分がいかに『世間の評価』を基準に生きてきたのかに気づく。長い間『自分』だと思っていたのは外の世間の評価を得るためにつくってきた形があって、本物の自分ではないことに気づいてしまう。『本当の自分はどこにいるのか。自分とは何か』という過去に感じたことのない疑問と自分自身への問いかけが始まる。

『アパルトヘイト 否(non)!』という展覧会をきっかけにアートフロント。ギャラリーに興味を持つ。このギャラリーは美術界の中でも異色の存在で、アートの社会性についても強いメッセージを発しユニークな展来会を行っていた。その後、このギャラリーに入社。立川の米軍基地跡地再開発計画の「ファーレ立川・アートプロジェクト」の一員として、30名ほどのアーティストの作品制作・スケジュール管理、作品設置などを担当する。これは国際的評価を受けた109名のアーティストが36カ国から参加した当時世界最大のパブリックアート・プロフジェクトで、1995年度の建設省最優秀都市開発賞を受賞。研ぎ澄まされたアーティストの感性や生き方が、作品の中に結晶化した深い眼差しとなって、言葉にならない何か大きなものを与えられる貴重な体験となった。

その後、子供の頃から影響を受けたネルソン・マンデラ氏が南アフリカ大統領に就任したのを機に、南部アフリカでの途上国援助の仕事に関わることを決意。アパルトヘイト(人種隔離政策)が終結し彼が大統領になったら、当然のように南アフリカ初の黒人政府が誕生するだろうと考えて胃私にとって、マンデラ氏の『レインボーネーション/全人種の融和』は衝撃的な発想だった。「過去の間違いは忘れてはいけない。けれど、過去の憎しみによって未来はつくれない」・・・そう言い切った彼の強い言葉と意思、そして太陽のように輝く笑顔。それは、27年間の牢獄での果てしない孤独の向こうに彼が辿り着いたもの。それは根底から私の心を揺さぶり、目に見えない大きな力によって新しいチャレンジに踏み出すことになった。

NGO「People's Education Support Fund,Jaoan」との出会い、女性協同組合のサポート・プロフェクトのため1996年から1年間の契約でジンバブエのナショナル・コーディネーターとして現地に単身で赴任。ジンバブエで最も貧しい農村部でのフィールドリサーチから、プロフェクトデザインの見直し、現地日本領事館やジンバブエ政府との交渉までをこなす日々の中で、アパルトヘイトのような国家的差別政策でさえも、元を正せば『知らない他者を恐る』『特権意識と他者への抑圧』など、ひとりひとりの心の中の問題に起因することを悟る。始めに入植した白人が、黒人に対して恐れや嫌悪を抱くのではなく、好奇心や友情を感じていたらアパルトヘイトは怒らなかったはず・・・歴史や政治的観点からいくら考えても見えてこなかった真実が、アフリカの青い空の下でふっと心に浮かんだ瞬間。「ひとりひとりの心が現実の世界を作る」ということ、それは私にとって天から降ってきたパワフルで美しい気づきだった。戦争も平和も同じ「人の心」が作る。そしてマンデラ氏が彼の人生を通して教えてくれたんは、過去に悲しみや怒りや憎しみがあったとしても、人はそれを乗り越えて平和な心で未来を選択肢生きることができるという揺るぎない真実。

「ひとりひとりの心の中が悲しみや怒りでなく、幸せに満たされれば世界は平和になる。平和は政治家だけが作るものではない。私は人の心に関わる仕事によって、世界を平和で幸せな場所にしたい!」・・・それは、これまでの気の遠くなるような自分への問いかけと、すべての体験がようやくひとつに融合した瞬間だった。

子どもの頃病弱だった私にとって、体を撫でてもらったり温めてもらうことは何よりも幸せな気分を与えてくれるものだったから『心の幸せ』とともに『からだの幸せ』も大切で、『からだと心の繋がり』が自然な発想の核となり、ホリスティック医学を基にしたマッサージセラピーを学ぶことに氏、NYへと旅たった。(詳しくは「プロフェッショナルプロフィール」参照)

まずは自分が幸せであること。そして、それが家族や友人、クライアントの方々やスクールの生徒さんたちへ広がって、それらの方達からもっと大きな輪が広がり、私達の母なる地球が美しい幸せの波紋で包まれますように・・・